北野天満宮の天神さんで、小瓶がいくつか並ぶ露店の机上から見つけた小さな瓶
手に取ってみるとオランダのジンボトルのような素敵な形、四面全てにエンボスと雰囲気抜群です
お値段はワンコインとのことで、無事手中に納めました
店主さんにこの瓶のことを聞いたら[分からない]と言っていました(笑)
前面には[GOOD CLOCK OIL]とあるので時計用油の瓶ではないかと思われます
先ほどの左側には[WANDUHRENOL]とエンボス
このままだとヒットしませんが、検索候補に出るWanduhrenでは壁掛け時計の画像がいくつか出てくるので、ドイツ語で[時計]を意味する単語の活用形でしょうか
前面の右側には[MÖBIUS & SOHN HANNOVER]
ä、ü、ö、はウムラウトと呼ばれる文字で、ドイツ語やハンガリー語などヨーロッパの国々で用いられています
訳すと[メビウス親子 ハノーヴァー]といった所でしょうか
日本語でも製造者の名前と地名の組み合わせはよく見られます
そして驚くのは裏側の面のエンボス
[HUILE POUR HORLOGERIE]とのエンボス
英語は難しくないもので、ドイツ語も学んだ分読むことはできますが、これは発音自体よく分かりません
調べてみるとフランス語のようで、HUILE=OIL、POUR=FOR、HORLOGERIE=CLOCKを意味するようです
つまり[時計のための油]という訳で、やはり時計の修理用油っぽいですね
HuileとPourは発音がよく似ていますが、Horlogerieは最初のHを発音せずにオルロジュリーと読むようです
そら読めんわ(笑)
コルク栓がピッチリと嵌まり、セロファン紙のようなものが張られていたお陰か中身はほとんど減っていません
英・独・仏のトリリンガルな瓶、なんと素敵な瓶でしょうか
画像容量が再びMAXになりました(泣)