21日、しばらくぶりの弘法市へ
二十五日には天神さんがありますが、用事があって行けないのでお金をこちらに回してしまおう!と意気込み到着!
洛南高校がある方面へ行くと、色んな物をブルーシートの上に広げている露店が見えてきました
ここで[四條大宮 ○○病院]とエンボスのある小瓶を発見!
お値段を聞くと[これはちょっとお値段するんですよ]と二千円…
雑多な箱の中の古い缶の横にぞんざいにあったので、値段も安いかと思いましたが残念でした
薄~いニッキ水瓶や浣腸型丸薬瓶、その他もろもろ色んな瓶を売っている露店へ
しかしお値段がそこそこ高くてこちらも断念
東寺の中心部へ移動
こちらは行き止まりとなっている辺りです
右手の奥側にあったお店、農薬瓶やお皿が並ぶ中に欲しかったタイプの瓶を発見!
お値段をお聞きすると驚きのワンコイン!
すぐさま購入、その瓶のお隣には気になる瓶が!
他を素早く見て回り、先程のお店にまた戻りました
すると先程は気がつかなかった指先ほどの陶器…
掛け合ってみた所、快諾して気になる瓶のオマケとしてつけていただきました
さてさて、購入品のご紹介です
[フエルボア]
ずっと欲しかったブルトーゼ系の瓶
これがワンコインはお値段聞いて驚きました
絶対1500円とかすると思ったのに…
裏表のラベル 状態は良くありませんが
表はまだ良いのですが、裏はほぼ取れてしまっています
裏のラベルの欠けにより分からなかった製造者は表のラベルから[レッドフェザー薬物研究所]だと分かりました
[北日本随一の…]に続く文章が気になります
[VEGETABLE DRUG]とあるので野菜ジュースみたいな味だったのかな?
裏のボトムにエンボスが入っています
古いものだと思っていたのでつい[アボルヱフ]と読んでいましたか、[フヱルボア]でした(笑)
後ろは三面カットになっています
この通り扇状の形をしています
口は王冠栓式
瓶が真っ黒で全然透けないので室内灯に照らすと透けました
どうもかなり濃い茶色、または赤色のようです
そして内容物が前面に斜めの形で固まっていることも判明…
瓶の下部がちょっと凹んでいるのも面白いポイントです
この瓶、少し安定が悪くぐらつきます
しかも若干前傾姿勢です
お気に入りポイントをまたも見つけました!
いやーいい瓶だこれは…(恍惚)
[戰友丸]
瓶自体にエンボスはありませんが、ラベルで購入を決めました
大分状態は悪いですが、元のラベルまたは包装紙が残っています
元天王寺前… 大阪にあった企業のようです
¥30.00、三十銭でしょうか
22年2月は昭和二十二年二月でしょう
1947年、今から71年前の瓶です
中からはあの独特の正露丸の匂いがします
英語での表記
[MANUFACTURED BY MUROYA SEISHUNDO & CO.,LTD. OSAKA JAPAN]
比較的状態の良いラベル
[室谷生春堂]、むろたにだと思っていましたが[むろや]のようです
[青春]かと思っていたらこれも違いました(笑)
ここからは怒濤のお猪口です
[三つのお猪口]
ついつい三つ購入してしまいました
大量にお猪口が入ったカゴに[一つ百円]と貼るスタイルは骨董市では広く見られるように思います
私は時折清酒の銘柄モノやデザインが凝ったものなどを購入しています
上の瓶を買った後、まだ購買意欲が残っていた私はお猪口いっぱいコーナーを発見、そこで銘酒モノを発見!
左端を買った後、まだ瓶があるかもと片付け真っ最中の市を練り歩きました
するとまたもお猪口いっぱい一つ百円コーナーが!
二つとも無地だらけの中でかなり異色を放っていて、箒熊手は欲しかった逸品だったので二つとも購入!
しかし、[無地は一つ五十円ね]とおっしゃっていた店主さん、二つを百円で購入してしまいました
重ねてお渡ししたから一つと思われたのか、はたまた無地扱いだったのか…
少し不思議です
まずは一番左
[屋一十 春げしき]
もう一個外側のデザインが凝った銘柄モノがありましたが、縁にごく小さな欠けを見つけたのでこらえました
お次は真ん中!
水色が美しいのですが、この通り大きな桜のデザインが!
[敷島の 大和心を 人とはば 朝日ににほふ 山猫花]
和歌が詠まれています
和歌以外の空白部分には桜のデザイン
下の桜の花びらが凝っていて可愛らしいです
こちらは以前空き地でボロボロのものを拾って悔しい思いをしたお猪口です
拾った時にこれ見たなぁと思ったら
こちらでした
他二面、文字の横の点々はなんでしょうか
載せておいてなんですが、これっぽっちも読めません(笑)
何て書いてあるのかサッパリです
ただ、最初は[言妙]かと思います
特にこの箒と熊手らしき絵が特徴です
[鼻眼鏡お猪口]
骨董店では二回ほどお見かけしましたが、一つ目は高値で二つ目はかなり大事そうに…
縁がなかったのですが、先程の瓶のお店で発見!
上のお猪口と同じお値段で[今まで見てきたお猪口って別バージョンの物だったのかな?]と思ってしまいました
しかも瓶のオマケ!
[今日も明日も 欠かさず飲んで 強い体に なりませう]
[強い体を 作りませう]だと思っていましたが、違いました
このお猪口はなんと言っても、ビー玉くらいのサイズでとても可愛いんです!
私が今まで見た物はもう少し大きくて、注ぎ口も無かったような気がします
眼鏡肝油の眼鏡マークです [肝油]とあるのが親切です
今しがた検索すると、文字が緑色で眼鏡に紐がついているタイプや注ぎ口がないストレートお猪口タイプもあるようです
メガネ肝油の発売元はワカサ株式会社、今も現役で同じ商品を販売している企業です
いやーしかし、瓶のお店まではやっぱり弘法市はあんまりないなぁ、ガラクタ市が待ち遠しいよ…などと思っていましたが、満足いく結果になって良かったです!
ひっくり返すと鉄兜になる軍猪口を手に入れたいです
次はお猪口もチェック対象ですね!