オークションで面白い瓶を見つけ、高額でもなかったので競らずにゲットしてみました
予想通り、なかなか面白い瓶でした!
それでは御本家ヘチマコロンと並んで頂きましょう!
大きさ・形ともにほぼ同じです
どうですか? もはや言い逃れはできませんよね(笑)
取りあえずヘチマコロンからご紹介します
お世辞にも状態が良いとは言えないラベルをアップで
水粧化 ンロコマチヘ 産國純
標商録登 EAU DE TOILETTE
MANUFACTURED BY KINGEN.CO.,LTD
TOKYO MADE IN JAPAN
やっぱり素朴ながらヘチマの絵が良いですね!
銀の枠取りも高級感があります
ボロボロの裏ラベル
番六町山橫區橋本日市京東舗本 社會式株 店商源近 七源野天MADE IN JAPAN MLK東京市とあり、英語・仏語ともに使用されているので大戦前の商品だと思われます
なんと言っても最大の特徴は…
側面に[ヘチマコロン]のエンボスがあること!
このコロコロした字体がとっても可愛い!
靴クリームのコロンブスもこの文字が良いんです
底には[登録商標180300]のエンボス
ラベルの文字は右からでしたが、エンボスは左からです
アラビア数字の向きに合わせてあるんですね
[登録商標]のエンボスが良いんです、[PATENT][PAT]だと少し寂しいかな?
ベークライトの小さな蓋にはグルリと[GOURD COLOGNE TOWEL]とあります
GOURDはウリのことなので、英語でヘチマコロンとある訳ですね
さて、パクリコロンの方ですが…
一体ドコのドイツなんだ!?
[ミストヘチマ園]だそうです 初耳(笑)
検索しても全く何も出てきませんでした
瓶の裏側の角には[mist]のエンボスがあります
ミスト化粧品という会社が存在しましたが、何かしら関連があったりするんでしょうか
大昔は大手でもソックリさんとかキワドいデザインのものもあったりしましたからね〜
全面に梨地模様がデザインされていますが…
前面は上部がカーブした長方形状にツルツルで、ラベル窓になっています
実に蓋・ラベルがどんなものだったか気になりますね
底にはエンボスなし 立場的に登録はできなかったかも(笑)
中でも嬉しいエンボスは…
肩の部分にツルと葉っぱのエンボスがあることです!
側面にもツルと葉っぱ 茂ってますね〜
本家ヘチマコロンにも初代は撫で肩のコルク栓で、肩部にヘチマと葉っぱのエンボスがあり、文字のエンボスが[ヘチマ]と[コロン]に横に分割されている瓶があります
その次の瓶は真四角でやはり側面に[ヘチマコロン]とありますが、ヘチマと葉っぱのエンボスは消えてしまいます
その後に登場するのが昭和に入ってからのスクリューキャップ瓶で、もっと大きいサイズがあったり、瓶が青いものも存在するようです
この経緯を考えると、スクリュー式なのに葉っぱのエンボスがあるのって、なんだかかなりイレギュラーな存在に感じます
贅沢言うとヘチマも欲しかったかな(笑)
口を比較してみましたが本家の方が広く、パチリは窄まり狭くなっています
しかし瓶口自体は本家は小さめでパチリは大きいために、本家の蓋は嵌りませんでした
パチモンは本家より流通量も少なく、地方によって様々な大手商品のパチリがあったと思うので、貴重な場合が殆どかと思います
瓶系サイトというのは同じくらい希少かもしれませんが、そちらでもまだ見ぬパチ瓶にお目にかかりたいものです